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海岸
続く砂浜。晴れた日は湾の遠く向うに、霞む巨大なマリア像
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「海岸」から安堂寺が去った。 (07/15-22:43:34)
安堂寺 > (びしょびしょに濡れてぶるっと頭を振って飛沫を散らすと来た道を駆け戻る。早回しのフィルムみたいに足を洗ってサンダルをひっかけ、荷物を背負って走り出す。息が少し楽になった。赤い鼻を啜って階段をのぼる。突っ走る) (07/15-22:43:22)
安堂寺 > (雨脚が少し強くなる。ざあざあと風が吹く。呼吸はちぢ乱れ、波打ち際をざぶざぶと歩く。野良犬のように砂を必死で掻き分けて、爪が抉り出したなにか硬いものを大事そうに海水にくぐらせ、正体も確かめずにポケットに放り込む。ぎゅっと握る。もう片手でそっと砂地をなでる。今できる一番やさしいやり方で) (07/15-22:41:18)
安堂寺 > (ライトが遠くを照らした一瞬間、その足元は暗く光の残影が残って地形だけがぼんやりとくらやみの中に浮いて見える。見慣れた海だ。そこに至るうねうねの道だ。きっとあのそばには古く塩と砂に洗われたような階段と小さな電話ボックスがある。焚き火をたいた。何度も。なんども泣いて歩いた。笑って転げた。ぐるんとおびただしい光が過ぎって、ぶつっと途切れる)う。 (07/15-22:33:40)
安堂寺 > (ほどけるように笑って、立ち止まってじーっと見る。そのこうこうと明るい輪郭。やたらとぐるぐるハイスピードで回転する灯り。灯台がそんなにすばやく辺りを照らしたら船乗りたちはまどったりしないのか) (07/15-22:28:02)
安堂寺 > (小雨がぱらつく空気の中を階段をおりて砂を踏む。重い荷物を段に凭れかけさせて置くと、サンダルをぽいぽいとその横に投げて素足で歩く。濡れた砂の感触とぬるい風にぱらつく雨。目を細めて遠くを見る。雨にけぶるようなマリア像をじっと眺める) (07/15-22:25:12)
安堂寺 > おう、ありがとよ。(トラックの助手席からひらっと降りて、片っぽの肩に引っ掛けたザックを背負いなおす。ぴらっと手を振って笑うと砂埃と轟音立てて去っていく車の背を見送る。運転手は気のいいおっさんだった。弾みがつくとよくしゃべって小さなツボにはまったら笑って笑って、箸が転ぶのもおかしいってくらい笑ってた) (07/15-22:21:04)
「海岸」に安堂寺が現れた。 (07/15-22:16:26)
「海岸」から青年が去った。 (07/03-16:24:20)
青年 > 今日のねぐらを探さないといけないなあ。シャワーのあるネカフェを探すか。(立ち上がって尻を軽くはたき、またざくざくと砂を踏み、堤防へと向かう。バス停までくれば、次の便がくるのを待って。やがて走りくるバスに乗って街へと戻っていく) (07/03-16:23:45)
青年 > 君の名は、か。(つい先日、テレビでやっていた映画のタイトルを呟く。そうして、座るに良さそうな流木を見つければ、歩み寄って腰を預ける)……そもそも、俺の名は、って話しだよな。 (07/03-16:02:33)
青年 > (海岸の砂は、連日の雨で湿っているせいか、とても歩きやすい。ざく、さく、と砂を踏みしめて波打ち際まで。まだ、海水浴をするような天気ではないから、静かで。波が打ち寄せて引いていく音だけの世界だ) (07/03-15:57:55)
青年 > (バスを降りて堤防の階段を登っていく。平らになっているところで立ち止まって、海を見遣る。遠くにあるだろうマリア像も、今は梅雨特有の低い雲にさえぎられてしまってその姿を見ることができない。だよな、なんて呟いて、海岸に降りていく) (07/03-15:55:56)
「海岸」に青年が現れた。 (07/03-15:54:12)
「海岸」に青年が現れた。 (07/03-15:53:39)
「海岸」からオトが去った。 (04/23-00:21:39)
オト > ( 通りからの灯りを背に、自分の影がうっすらと波の上に揺れている。 黒い海に溶け込んで、足元も よく見えない。 すこし下がって、靴下おしこんだスニーカーを拾い上げた。 砂まみれの足で 波の端 ぎりぎりを踏むようにして歩き出す。 左手に広がる夜の海をながめながら しばらくそうして歩いていく。 ) (04/23-00:21:34)
オト > ( 足裏に、崩れ 流れていく砂の感触。 手首のあたりが すうすうした。 ひとつ波を蹴っ飛ばす。飛沫が頬にかかって 舌のばしてなめたら やっぱり しょっぱかった。 うくうくと のどで笑う ) (04/23-00:10:47)
オト > ( 昼間の熱気をさらうような 涼しい風が、心地いい。 うっとりと目をとじて、胸に深く吸い込む。 海の風は しょっぱい。 足元で空き瓶が ちゃぷり、ちゃぷりと波に洗われている。 スニーカーと、靴下も脱いで 寄せてくる波に足をひたす。 足首まで ひいやりとして、背筋が震えた ) (04/23-00:05:11)
オト > ( ちら と足元を確かめて、堤防のコンクリを蹴る。 砂地に降り立つと、砂つぶが散る。 靴にかかった砂を払うように 大股で、波打ち際に寄っていく。 潮騒がどんどん大きくなる。 横たわる海の向こう、人工的な灯りが見える。それに、白くて大きな… ) サンタマリア。 ( ぽつ と呼んで、首を傾ぐ。笑み浮かべて、) (04/22-23:57:05)
オト > ( 体ごと振り向くと 堤防の向こうに黒い、黒い海。 と、 と小走りに勢いつけて 堤防に乗り上がると、正面から潮風を浴びて 目を細めた。 通りの明かりに、波の端が白く浮かんで見える ) (04/22-23:52:14)
オト > ( 街中から走ってきた車が 海岸沿いの道に停まる。 助手席から降り立つと、礼を言って扉を閉めた。 走り去るテールランプに手を振って、 ふ と手を下ろすと 途端 潮騒が耳に響く ) (04/22-23:49:53)
「海岸」にオトが現れた。 (04/22-23:48:05)
「海岸」から椿が去った。 (07/24-00:21:32)
椿 > (とりあえず、だらだらする仕事ではない。限りなく冴えない限り再開もできない。ひとつ息吸って吐いたら、海岸に沿って足、踏み出す。自分にうかがいたてるように、月と散歩しながらに、探し物をするように、足が家に向くまで) (07/24-00:21:10)
椿 > (左手でゆるりと、うざったらしい髪を掴んで、下ろしたら ポケットから灰皿だして短くなった煙草突っ込んだ。両手そのままポケットに突っ込んで、脱力。ぼんやりしばらく海を眺めた。夜はまだまだ長くなりそうで。終わらないから眠れないのか、眠れないから終わらないのか) (07/24-00:17:38)
椿 > (一生引き摺って苦しんでいてほしい。なんて無責任なことを思ったりする。 そして、自分の知るもっとも美しいものは。 もっとも美しいものを、恋しがりたくなってしまう。ぴたりと笑うことをやめてしまう唇を、煙草を運んだ指でなぞって、思い知る。実のところまったく、シンプルではないようで) (07/24-00:14:11)
椿 > (短い軌跡を振り返れば、人も出来事も何もかもが点で存在していて、引きずるものが何もなく、いつも限りなく身軽だ。ただ、描いている。それだけが線で繋がっていて、それがなければ自分は果たして自分を認識できるかどうか、疑問だ。いつもつい五分前に生まれたばかりのように、生きていそうだ。なんの支障もなく。シンプルで気に入ってるけど、不意に、引き摺って引き摺って苦しみ抜いてた人を思い出して、一瞬笑う息で煙が揺れる。あれはあれで、美しく好ましかったもので) (07/24-00:06:28)
椿 > (いかにシンプルに、いかに美しく。そればかり考えて過ごす時間が大半で、ひたすらに心地よく、とんでもなく消耗する。命を削っている気がする。それならば本望だ。ぬるい夜風に吐き出す煙が流されていくのを、美しく流動する絵を見るように眺める) (07/23-23:55:53)
椿 > ……、(気がつけば目が痛いし。右肩が固まってる感じする。煙草持たない左手で目元覆ってみたり。三秒でやめ。脱力して煙草吸う方が健康にいい気がして愚かだ。深く吸い込んで、吐き出す) (07/23-23:52:09)
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